2011年12月19日月曜日

パイプオルガンの調べ&眠り講座

2011年12月4日日曜日

会報夢眠、022号、2011/112/01発行

2011年 12月01日 発行
    
会 報 夢眠(むーみん)  No.022
NPO市民のための睡眠障害を考える会
(NPO夢眠)



            
心地よい眠りと心身の安らぎをあなたに!
「睡眠コンサート」に寄せて(投稿)
NPO夢眠会員(事務局) 田中七四郎

 「眠ってもいいコンサート」と名づけたユニークなコンサートが京都で開催された(2011/10/18、京都コンサートホール)。主催者によると、会場では聴衆の脳波を測定し「眠さ」の度合いを表示した。事前に決められた聴衆24人が脳波を測るパッドを額と耳の後ろに張り、眠りに落ちた人の割合を舞台の演奏者の背後にある画面を使って羊の頭数で表示。京都で活動するオペラ歌手やチェンバロ奏者、弦楽四重奏団といったプロの音楽家たちがオペラ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」や、ブラームスやシューベルト作曲の子守歌など睡眠にちなむ曲を中心に披露した。
 参加した人の中からは「気持ちよかったね~」「ぐっすり寝たわ」「子守歌がよかったね~」などと比較的好意的な感想があったという(http://93953982.at.webry.info/201110/article_10.html)。
 会場に足を運んでも居ない筆者がコメントするのもおこがましいが、NPOにとって今後の活動のヒントにつながらないかと少しく考えてみた。
  ・実行委員会は「24時間型の生活や厳しい経済環境の中で睡眠がおろそかにされがち。美しい響きの中で思い切りリラックスしてもらい、上質の眠りを味わってほしい」と企画したという。2年前に初めて大阪市で開かれた同様のコンサートでは、脳波の測定者全員が眠りに入った瞬間もあったという。主催者側から見て今回の結果はどんなだったのだろうか。
  ・聴衆の側から見ると「生演奏で聴衆を夢の中へいざなう」コンサートは満足できたのだろうか。コンサートは有料(当日3500円)であった。わざわざ時間を割いて足を運んだ方たちのねらいは何だったのだろうか、日ごろから睡眠に関して困っている方たちが解決の手段を求めて足を運んだのであろうか、それとも睡眠障害とは無関係の聴衆の方が多かったのだろうか。
  ・クラシック音楽に縁がない筆者では分らないが、眠ってもいいコンサートに「誰も寝てはならぬ」というタイトル曲が選ばれたのは主催者側のパロディだったのだろうか。外国ではこのような類のコンサートはあるのだろうか、睡眠関係にかこつけた新しいビジネスの一つなのだろうか。
  ・筆者はこのようなエベントが睡眠障害の方のみならず健常者の方への選択の幅を増やす機会になれば、それはそれでお互いが支えあい、相励ましあう社会に向う道具の一つになる
のでないかと考えるが素朴な疑問も残る。主催者である睡眠学会の結果の公表が待たれる。
   なゐゆれて編正回互の寒もどり 烏有
  読者諸兄、会員みなさまのご意見・ご批判を仰ぎます。

窓口ご案内
1. いびき・睡眠呼吸外来関係
  ふくおか睡眠クリニック(福留武朗院長)
  福岡市中央区大名2丁目10-2 シャンボール大名B-1301TEL:092-400-2007福岡でいびきや睡眠呼吸障害に関する治療を専門とした医療機関。
  ホームページ:http://fukuoka-suimin.org/
  メールでの問い合わせ: fukuoka_suimin@aurora.ocn.ne.jp
2. 夢眠サイトリンク集
・http://www.npo-moomin.com/ ホームページ夢眠
・http://nposuimin1.blogspot.com/ ブログ夢眠 
・http://www.fukuoka-suimin.org/ ふくおか睡眠クリニック
・http://www.you-sleepclinic.com/ 有吉祐睡眠クリニック(北九州市の眠りとこころのクリニック) 
・http://www.k-you.or.jp/ 北九州市霧ヶ丘 つだ病院

事務局報告、あとがき
□過日「北九州市民サミット2011」が北九州市小倉北区ムーブで開催された。市民団体、NPOなどが参加して、防災へ向けた助け合いをテーマにパネルディスカッションがあった。東日本大震災からの復興を目指す岩手県釜石市の関係者とインターネットTV中継で結んで被災地の現状や今後の課題をパネラー同士が議論しあった。会場には約120人が参加していたとのこと、中でも「釜石の奇跡」という小学校での事例が紹介されて興味深かった。その小学校では日ごろから防災教育をしていたが単なるマニュアルに書いてある避難誘導方法ではなく、大人も子どもをも巻き込んだ地域ぐるみのとっさの時の臨機応変な対応訓練を積んでいた。それらが功を奏して多くの児童が助かったという。後で知ったのだが「てんでこ避難」というそうである。すなわち津波、地震の時は家族同士はどこに居てもそれぞれがテンデバラバラにとにかくまず逃げる、子どもは親にそのときはしっかりと逃げるから心配しないでと、親は子どもを信頼して助けに戻らない、ということを日ごろから徹底して確認しあっていたそうである。
 また災害時、障害者などの弱者を救ったのはほとんどが普段からの知り合いだったとのこと、地域の中で誰かが自分のことを知っている環境をつくっておくべきだ、という提言にも大変参考になった。以上。

NPO市民のための睡眠障害を考える会
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  事務局 〒803-0816 北九州市小倉北区
金田1-3-31-207  
田中 七四郎  TEL(093)591-8690
email tnk7460@nifty.com
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善き生はよい眠りから!