2007年12月28日金曜日

運転者の心拍のゆらぎ解析し“眠気”検知

富士通、運転者の心拍のゆらぎ解析し“眠気”検知、2―3年後に実用化
2007.10.26 Friday | category:クルマ
富士通は自動車安全技術として走行中のドライバーの心拍のゆらぎを解析し、眠気を検知する研究を本格化する。眠りに入る際の心拍のゆらぎに特定のパターンがあることに着目。「覚醒度」と「興奮度」の二つの評価軸を用いて心拍のゆらぎパターンを数値化し、従来難しかった浅い眠りの検知や個人差の吸収が可能なことを突き止めた。今後、実証データを増やして検知精度を高め、2―3年後に実用化のめどをつける。
課題は実証データの採取。そもそも眠ろうとする状態の被験者を選び出すことが困難なのが実情。これまで100人を対象にシミュレーターで実験し、10数人の分析が完了。今後さらに実験を積み重ね、実車による評価も行う計画。
 実用化に向けたもう一つのハードルは心拍を検出するセンサー技術。走行中の自動車は常に振動しているため、精緻なデータを採るのが難しい。ハンドルや座席にセンサーを埋め込むなど、ドライバーが意識しない状態で心拍の波形を検知することも求められる。

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